2011/07/24

来年の干支 試作品完成

来年は 辰年ですね。

京焼の六兵衞窯とのコラボレーションは、東京のサントリー美術館のショップで見かけた
立ち雛の香合がきっかけでした。

従来から、香合とリモージュボックスの歴史的なつながりに興味を持って資料も集めてきましたが、
現在、それぞれに活躍の舞台を持つ、京焼とリモージュボックスを再び、結び付けてみたいともかねてから考えていました。

さっそく、六兵衞窯の方とコンタクトをしたところ、ご快諾いただき初めてできたのが、立ち雛です。


この立ち雛の成功で、次に干支で、コラボレーションをさせていただくことになりました。

その年は 寅年。これは、大当たり。大好評でした。



今年は卯年です。 今年は六兵衞窯からお預かりしたオリジナル香合の型を使って2種類のモデル
を作ってみました。
ひとつが、六兵衞窯のデザインを生かした雪見の兎。 これに、コラボレーションとして初めてニンジンを加え、リモージュボックスらしさを演出してみました。 それが、こちらです。
そして、二番目は、型は共通ですが、絵柄はパトリックオドヴァール氏にすべて任せてみました。
これにより、コラボレーションのレベルが一段階上がったと言えるでしょう。 
デザインは京焼、絵付けはリモージュの感性です。 中には、子ウサギを置いていただきました。
それがこちらです。 

華やかな 花柄の兎か、おっとりと静に座る雪見の兎か、迷う方もいらっしゃいましたが、多くの方は、初めから、迷うことなく、私は、雪見、私は、花柄と決めていただいていました。

そして、来年は辰です。

辰とその次の巳は、なかなかデザイン的に難しいところですが、六兵衞窯からは、あまりシリアス過ぎず、どことなく愛嬌のある魅力的なデザインの辰に仕上げていただきました。

そして、今回、オリジナルの絵柄を生かしたリモージュボックスの辰ができあがってきました。


中に何を置いたら良いでしょうか。 すでに、決めていますが、まだ、お知らせできません。

楽しみにしてください。

予約注文は、8月末の日本橋三越の催事から承り、おとどけは10月の末になります。


2011/07/03

クジャク アトリエRAP リモージュボックス

 RAP工房のリモージュボックスは、まさに「作品」と言える職人技の粋を見せてくれるボックスが
多くありますが、その中でも、このクジャクは、驚嘆に値するボックスと言えます。
クジャクの羽根の一枚一枚もさることながら、広げた羽先の形状を自然に見せるように、素地はあくまでも薄く、釉薬は表側だけにかけるという技法を使っています。 それだけに、羽先は、慎重に、できるだけ触れないようにしなければなりません。
 ボックスを開けると、中には、クジャクの羽根が一枚。そして、クジャクが飼われている館が遠くに。
税込29,400円。

2011/07/02

今週のリモージュボックス シューズボックス

GR工房ユニークなシューズボックスです。 

全体を大胆なパープルで覆い、縁取りのゴールドともマッチした色遣いですね。 

上ぶたの上には、すこし太めの真鍮が二列にならび、後ろ側には
ヒールが収まるような輪が4つ。 

この輪を使って、二足のハイヒールを並べて観賞することができます。 

表に出さないときは、ボックスの中に丁度二足分のスペースが用意されています。

税込35,700円。