2010/06/16

リモージュ地方の牛


リモージュ地方のことをフランスではリムーザンと言います。

と言うよりも、フランスにある23の地方行政単位、「州」と言う感じでしょうか、そのひとつがリムーザンとよばれていますが、この州にあたる「州都」あるいは、県庁所在地が「リモージュ」と呼ばれています。

この地方で有名なものは、陶磁器を始め、いろいろありますが、中でも自慢は「牛」です。

日本でも「宮崎牛」が大変なことになっていますが、ここリモージュで育つ牛「リムーザン牛」は、ほぼ世界中に輸出され、それぞれの地域畜産に重要な役割を果たしています。 たとえば、アメリカ牛の何割かはリムーザン牛だともいわれています。

そのようなわけで、リモージュボックスにも、この「リムーザン牛」が、モチーフとして使われていることが多々ありますし、その他の商品にも数多く採用されているのです。
この体全体が薄い茶色で、顔が比較的長く、目が離れているのが特徴です。
フランスでは、牛の別名を「列車を眺める動物」と呼ばれることもあるようですが、皆好奇心が旺盛で、牧草地での食事中でも、すこし変わったものを見つけると、一斉にこちらを眺めます。警戒心もあるのでしょう、子牛たちが、先ず、後ずさりをして、親牛の陰に隠れていきます。
これは、リムーザン牛にペイントをほどこしたリモージュボックス。
これなどは、典型的なリムーザン牛で、よく特徴が出ています。
このカップは、私が気に入っているコーヒーセットです。 リモージュ市内を流れるヴィエンヌ川にかかる古い橋のたもとにあるレストランで使われているもので、いただいてしまいました。

牛のお尻の部分が持ち手になり、飼葉桶に角砂糖をのせて出してくれるのです。


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